2026年5月30日(土)、広島上野学園ホールにて開催された
しかも最前列という夢のような席での鑑賞。
今回はそのライブレポートをお届けします。
以下ネタバレを含むのでご留意ください。
公演名:BOZ SCAGGS ONE FOR THE ROAD JAPAN TOUR 2026
今回のジャパンツアーを支えた凄腕バンドメンバーをご紹介します。
Boz Scaggs(ボズ・スキャッグス) ── ボーカル、ギター
Jon Herington(ジョン・ヘリントン) ── ギター
Eric Crystal(エリック・クリスタル) ── サクソフォン、キーボード
Jamison Ross(ジェイミソン・ロス) ── ドラムス、ボーカル
Willie Weeks(ウィリー・ウィークス) ── ベース
Branlie Mejias(ブランリー・メヒアス) ── パーカッション、ボーカル
Michael Logan Sr.(マイケル・ローガン・シニア) ── キーボード、ボーカル
05. It All Went Down the Drain
11. Somebody Loan Me a Dime
予定になかったトリプルアンコールが実現!会場が割れんばかりの歓声に包まれました。
今回は最前列でのライブ鑑賞という、ボズファンにとってこれ以上ない幸運に恵まれました。ステージとの距離がほぼゼロ。ボズの表情、指先の動き、バンドメンバーとのアイコンタクト……普通では見えないものがすべて目の前で繰り広げられ、もはや夢の中にいるような感覚でした。
御年81歳とは思えない——いや、むしろ年齢を重ねたからこそ生まれる深みと艷やかさが、ボズの歌声には宿っていました。かつてのAOR全盛期のハイトーンとは違い、今の声はより肉感的で、ソウルの芳醇な香りがする。それでいて音程は安定し、フレージングの美しさは健在。「Lowdown」や「Harbor Lights」では思わず目を閉じて聴き入ってしまいました。
ボズはフロントマンとしてのボーカルだけでなく、ギタリストとしても惚れ惚れするプレーを随所に披露してくれました。ブルースの土台に根ざしたフィーリングたっぷりのフレーズ、そして必要最小限の音で語りかけるようなソロ。最前列ならではの至近距離で見るその指使いは、まさに職人芸。
今回のツアーでは女性コーラスは帯同していませんでしたが、バンドメンバーによるコーラスワークが実に素晴らしかった!ギタリスト、キーボーディスト、サックス奏者がそれぞれのパートをしっかり歌い上げ、分厚いハーモニーを生み出していました。「We're All Alone」や「Slow Dancer」での重なり合う声は特に鳥肌もの。女性コーラス不在を感じさせない、むしろバンド一体感が増したような印象すら受けました。
◆ セカンドアンコールでサックス奏者が踊り出した!
圧巻だったのがセカンドアンコール。「You Never Can Tell」でサックス奏者のエリック・クリスタルがノリにノッて、演奏しながらステージ上で踊り始めたのです!吹きながら体をくねらせ、ステップを踏み、時にはボズに向かって歩き寄りながらのプレー。会場は大盛り上がりで、笑顔と歓声が渦巻きました。あのパフォーマンスは最前列で目撃できたことに心から感謝です。
そしてこの夜最大のサプライズが、予定になかったトリプルアンコール!セカンドアンコールが終わり、もう終演かと思った瞬間、再びメンバーがステージに戻ってきたのです。割れんばかりの歓声の中、ボズは満面の笑みで再登場。この日の広島の熱量に応えてくれるかのようなサプライズに、会場全体が一つになった瞬間でした。ボズのファンサービス精神と、観客への愛情が伝わってくる最高のエンディングでした。
「ONE FOR THE ROAD」というツアータイトルの意味を、今夜ほど深く感じたことはありませんでした。
長いキャリアの中で積み重ねてきたすべてを携えて、ボズ・スキャッグスは広島に来てくれた。
最前列から見た彼の姿は、ステージの上に生きる真のミュージシャンそのものでした。
次の来日がいつになるかは分かりません。
でも、この夜の記憶は一生消えることなく、私の中で鳴り続けることでしょう。
¥4,840
(2026/6/2 10:53:03時点 楽天市場調べ- 詳細)
¥4,840
(2026/6/2 10:56:05時点 楽天市場調べ- 詳細)
<おまけギャラリー>
スライドショーには JavaScript が必要です。
ビリー・ジョエル ONE NIGHT 東京ドームに行ってきた
山下達郎のライブに行ってみた
関連