宮島信仰の聖地「弥山」に行ってみた
Contents
安芸の宮島の最高峰。
標高535メートルの霊山
「弥山」(みせん)に登りました。
1.弥山とは
弥山は、大同元年(806年)に弘法大師・空海により開基されて
以来、平清盛や伊藤博文などの信仰を集め、数多くの足跡や伝説を
残しています。手付かずの自然は「弥山原始林」として、平成8年
(1996年)に厳島神社とともに世界遺産に指定され、点在する
奇岩怪石や史跡と相まって、素晴らしい景観を創り出しています。
2.宮島ロープウェー
弥山には、登山ルートもありますが、
「宮島ロープウェー」で空中散歩がオススメです。
「循環式」・「交走式」2種類のゴンドラを乗り継いで
山麓の「紅葉谷」から「榧谷駅」を経由して
山頂の「獅子岩駅」で下車します。
「獅子岩駅」から徒歩で弥山本堂を目指します。
かなり険しい山道なので
靴は「スニーカー」必須です。
徒歩約20分で弥山本堂に到着です。
3.古刹
<弥山本堂>
<弥山本堂の御朱印>
<霊火堂>
弥山本堂の目前にあり、806年に弘法大師が修法を行った際の霊火が、1,200年たった今も「きえずの火」として燃え続けています。この火にかけられている大茶釜で沸かした霊水を飲むと、万病に効果がある、幸いが約束されると云われ、その場でお茶をいただくこともでき、ご利益を求めて弥山に登る人が後をたちません。
<三鬼堂>
鬼の神を祀る古刹で、福徳、智恵、降伏の徳をそなえた霊験あらたかな弥山の守護神。大小の天狗をお供に強大な神通力で衆生を救うとされ、家内安全・商売繁盛にご利益があります。伊藤博文の信仰が厚くたびたび参籠に訪れており、当時七千円の浄財を出して登山道を整備し、頂上からの景観を好んだとか。
<弥山展望台>
弥山本堂から三鬼堂の横を抜けて
奇岩や
絶景を楽しみながら
約10分登ると
弥山展望台に到着します
4.ミシュラン3つ星の絶景
弥山の登山道で
たくさんの外国人さん達と
とすれ違いました。
宮島に渡ったら厳島神社だけでなく、
弥山展望台で絶景を楽しみましょう!
瀬戸内海にある727の島のうち142は広島県域にあり、弥山山頂からは英語でいうアーキペラゴ(Archipelago、群島)、瀬戸内海の多島美を一望できる。実は瀬戸内海という名は明治時代、欧米人が「The Inland Sea」と名付けたことに由来する。
また、弥山は単なる景勝地ではない。弥山は獅子岩など2つのビュースポットに加え、「くぐり岩」や「舟岩」などの奇岩怪石、弥山の七不思議に数えられる1,200年以上燃え続ける奇跡の炎「消えずの火&霊火堂」や嚴島神社の奥宮「御山神社」などのスピリチュアルスポットが点在する。