iPhoneで3HKのeSIMを試してみた
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iPhone で eSIM を試してみました。
iPhone 11 Pro は、eSIM に対応しています。
私のiPhoneの 物理SIM は au ですが
eSIM を追加すれば
iPhone で DSDS (Dual SIM Dual Standby)
を実現することができます。
(注:キャリアで購入したiPhoneは、SIMロック解除が必要です)
デュアル SIM の活用法はいろいろありますが、その一部を以下にご紹介します。
- 1 つの電話番号を仕事用に、別の電話番号を個人用の通話に使う。
- 海外に旅行した際に現地のデータプランを追加する。
- 音声通話プランとデータプランを別々にする。
1.日本国内で使える3HK の eSIM
日本国内で使える eSIM を検索して、
この記事を発見しました。
現在短期で利用できるプリペイドタイプのeSIMは非常に少ないですが、その中で一番人気であろう3香港のeSIMを実際に日本で使ってみました。海外旅行時に重宝しそうなので事前テストも兼ねて。
3香港はCK Hutchison Holdingsという香港企業(の子会社)が提供する通信事業 / インターネットサービスプロバイダーです。 3HK や Three HK と表記されることもあります。3 (Three)という通信ブランドはグローバル展開されていますが、オリジナルは香港です。
3香港のeSIMサービス概要
3香港のeSIMは以前までは20ヶ国で利用できるローミングプランだけでしたが、2019年6月28日からは香港向けのデータプランも登場し、さらにローミング(Asia & International)プランも利用できる国が28ヶ国に増えました。
3香港のeSIMサービスの公式サイトで左側「Travel data」となっているものがローミング(Asia & International)プランで、右側「Hong Kong data」となっているものが香港向けデータプランです。
Asia & International プランの詳細
こちらはローミング通信プランで、1-Dayと10-Dayの2つのデータプランがあります。
1-Dayプランは15香港ドル、日本円で200円ちょっと。ただしこちらのプランはリチャージ(追加購入)専用となっており、初回はこの1-Dayプランは購入することができません。まあ、海外旅行で1日だけ使いたいというケースはあまりなく、2日以上滞在する場合がほとんどかと思うので、初回購入の需要はもともとあまりないかとは思います。
次に本命の10-Dayプランですが、こちらは138香港ドルと日本円で2,000円程。1日当たり約200円と、かなり良心的な価格です。
10-Dayプランは90日以内に最大10日間使用可能です。実際にデータを使用した日のみがカウントされるので、非連続で10日間利用でき、90日の有効期限内であれば複数の海外旅行に使うこともできるので便利です。
Asia & Internationalプランでデータ通信できる国(および地域)は以下の28ヶ国。
中国(本土)、マカオ、台湾、日本、韓国、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナム、オーストラリア、アメリカ、カナダ、イギリス、イタリア、スウェーデン、アイルランド、デンマーク、オーストリア、フランス、インド、グアム、メキシコ、インドネシア、スリランカ、イスラエル、クウェート、ミャンマー
日本含め主要なアジアの国以外にも、オセアニア、北米、ヨーロッパなど様々な国と地域でで利用できる、非常に魅力的なカバレッジになっています。ただし、このプランはローミング通信を利用することから、3HKが拠点を置く香港では利用できないです。なので香港で使いたい場合は後述する香港向けのデータプランを購入する必要があります。また、基本的には4G/LTEですが、イタリアとアイルランドでは3Gになるようです。
サイトにはUnlimited Data(データ無制限)と記載されていますが、実際には一日500MBを超えるとFair Usage Policyが適用され、速度が128kbpsに制限されてしまいます。(利用規約に細かな字で書いてあります。)
面白そうなので、早速、試してみました。
2.eSIM の設定手順
- 3香港の esim 専用ページ にアクセス
- Travel Data セクションにある BUY NOW ボタンをクリック
- データプランを選択(オススメは10-DAYプラン)
- 電話番号(oooooooooooでOK)、メールアドレス(GmailでOK)を入力
- 支払い情報入力、オンライン決済
- ローミングサービス追加用のQRコードがEメールで送られてきます
- iPhone の設定 > モバイル通信「モバイル通信プランを追加」をタップ
- するとQRコード読み取り用のカメラが上半分に表示されるので、送られてきたQRコードをスキャン(スキャンからその後の一連のインストールプロセスにはインターネット環境が必要です)
- ガイドに従って3HKのモバイルプランを追加設定
- 設定完了 au & docomo の DSDS が活用できます
3.スピードテスト
4.まとめ
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iPhone は、物理SIM ( nano-SIM) 以外に eSIM の搭載が可能
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3HKの eSIM は日本国内で使える
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3HKの eSIM 10-DAY プランは安い(日本円で約2000円)
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3HKの eSIM は docomo LTE らしい
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3HKの eSIM は日本国内ではそこそこ速い
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3HKの eSIM で月末のギガ不足は解消可能